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訪問マッサージとは?
◆お一人での通院が困難な患者様のご自宅や、
入居されている老人ホームへ国家資格を取得したマッサージ師が訪問いたします。
◆小児障がい児のお子様から100歳のご高齢の方まで年齢制限なくご利用いただけます。
パーキンソン病(PD)の
特徴とリハビリマッサージ
パーキンソン病は、中脳の黒質神経細胞が変性・消失し、脳内ドーパミンが減少することで様々な症状が生じます。進行するにつれて歩行時の腕振りの低下や足の引きずり、すくみ足といった症状が強くなります。更に症状が進行すると首下がりや前かがみなどの前傾姿勢及び姿勢異常がみられ、様々な動作障害が生じます。
パーキンソン病の4大症状でもある
「無動・安静時振戦・筋強剛・姿勢保持障害」の運動障害に加えて「睡眠障害・精神障害・自律神経症状」などの非運動障害も症状として現れます。
また、厚生労働省より難病指定されており、個人差はありますが徐々に進行する病気です。
パーキンソン病(PD)の
🚫禁忌・注意点🚫
パーキンソン病の方がリハビリする際の禁忌・注意事項は以下の5つです。
1.過度な運動をさせない
パーキンソン病は運動療法が推
奨されていますが、過度な運動
は避けましょう。なぜなら運動
後に痛みや疲労感が残りやすく
運動のモチベーションが下がっ
てしまいます。パーキンソン病
の方は非運動性障害の一つであ
る精神障害の影響で自発性が乏
しく運動意欲が低い傾向です。
無理に運動負荷を高くすると、
返って運動意欲が減退してしま
います。
2.転倒させない
パーキンソン病4大症状の一つ
でもある姿勢保持障害やすくみ
足などでバランスを崩しかけた
際に、とっさの一歩が出なかっ
たり、受け身をとることも難し
いので転倒には要注意です。
3.継続する
パーキンソン病のリハビリでは
日々の運動の継続が重要です。
パーキンソン病は身体の柔軟性
が低下しやすいため、リハビリ
やストレッチで身体の柔軟性を
高めて筋力を維持・向上するこ
とがとても重要です。毎日少し
でも継続して運動するようにし
ましょう。
4.日内変動を理解しておく
パーキンソン病は、薬剤の影響
で症状が日内変動することも多
くあります。例えば、長期服用
することで薬の効果が出る時間
が短かくなることがあります。
また、急に薬の効果が切れるこ
とがあり、リハビリなど運動を
行う際は注意が必要です。日頃
から薬の効果時間などを把握し
運動のタイミングを考慮してお
くと良いでしょう。
5.非運動性症状を理解しておく
パーキンソン病は、無動や振戦
などの運動障害だけではなく、
以下のような非運動障害も現れ
ます。
●睡眠障害
●精神症状
(うつ・認知機能低下)
●行動障害
●自律神経障害
(起立性低血圧・便秘など)
●感覚障害
非運動性障害は「睡眠障害があ
り疲れが取れていない」「気分
が落ち込みやすい」「急に立ち
上がるとフラフラする」などの
運動拒否や意欲低下、転倒など
に繋がる可能性があります。そ
のため密にコミュニケーション
を取りながら症状に合わせてリ
ハビリを行いましょう。
パーキンソン病(PD)の
リハビリマッサージ施術
当院が提供するパーキンソン病の方へのリハビリマッサージ施術について4つのポイントをお伝えします。
ニューロリハビリテーション
パーキンソン病は運動障害
があると同時に自身の動き
を正しく認識できなくなる
感覚障害も現れます。意図
的に「大きな」運動を行う
ことや視覚や聴覚、体性感
覚刺激などで改善すること
が知られています。また、
長期的な運動が脳の刺激を
促し神経細胞の機能回復を
助長することが報告されて
います。
身体の傾きやバランスを重視
症状が進行すると体幹が左
右どちらかに傾きバランス
能力が低下します。このよ
うな徴候をいち早く発見し
弱い筋肉を強化することで
姿勢保持・バランス能力を
高めていきます。
筋肉や関節の状態を整える
硬くなりすぎた筋肉やこわ
ばったままの関節で運動を
実施しても効果が少ないば
かりか余計に筋肉が硬くな
り関節の痛みが強くなるこ
ともあります。マッサージ
やストレッチ、鍼灸治療で
身体の下地を整えることで
効果的に運動に取り組める
ことが大切です。
足指の力、足首の力の保持
ジストニアやジスキネジア
の症状が顕著になると足指
の力や足首の固定力が低下
してバランスを崩しやすく
なります。足部機能に注目
してリハビリを進めます。
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